-野外観察の手びき-中通り・会津の地層と川原-219/231page
2、川原のようすと流水のはたらき
(1)調べる場所
学校裏の伊南川
(2)土手の上から川原の様子や水の流れを観察する。
1)土手から川の全景をスケッチする。
2)川原や中州,水たまり,川岸のけずられている様子など,気付いたことを書き入れる。
3)流れが大きく曲がっている場所で,川原のふちがけずられているのは,流れの曲がっている内側か,外側か。
4)流れが大きく曲がっている内側には川原が見られますが,他の流れが曲がっている所でも調べてみよう。
(3)川原に下りて,流水のはたらきを調べる。
1)(ア),(イ)付近で一定の距離をとって,流れの速さを測って比較してみよう。
2)(ア)と(イ)付近の川床を比較すると,(イ)の付近では30〜50cm大の大きなレキが川床にゴロゴロしており,流れも早瀬となって,上流の川の婆をしている。(ア)の付近は川の中流のようすを示している。
(4)川原のレキを調べる。
川原でのレキや砂のつもり方の平均的な所を選んで,1m四方の方形枠を置く。
方形枠内に入っている,長径5cm以上のレキをすべてビニルシート上に取り出す。(表面に見えるレキのみ)
1)レキの大きさで分ける。
レキの大きさによって5〜10cm,10〜15cm,15cm以上に分け,その数を調べる。