親と教師の教育相談室-157/201page

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155.英語の文法の勉強方法は
【問い】中学生のころは,わりあい英語が好きでしたが,高校に入ってから,なんとなく難しくなり,特に文法がわかりません。自分では一生懸命やっているつもりですがどうも不得意です。よい勉強の方法を教えてください。

【答え】たしかに高校になると,内容も高度になり,それに,読本・文法・作文と分かれ,難しくなるかもしれません。ところで,あなたは,英語は好きなほうで,がんばっているのですから,だんだん力もついてくると思います。
そこで,文法について,次のような勉強方法はいかがでしょうか。
文法,それは言葉のきまりです。ですからまず,それに慣れることが大切です。例えば,仮定法の表現について学びましたら,それについて,ただ暗記するというのではなく,いろんな文例についてドリルを重ね,理解を深め,使えるようにしていくことです。
さて,ドリルの方法として,1)その文型(表現)について基本的な理解をすること2)その文型を用いて,自分なりに自由に表現してみること3)その口頭表現による文を実際に書いて確かめること4)それにちなんだ問題に多く取り組んでみること5)文章の中で,それが,実際にどのように用いられているか調べてみること6)基本的に大切と思うものは,2,3暗記して,実際に表現できるようにしておくこと。
以上のような勉強の方法がよいと思われます。語学学習は,習慣形成です。ただ,試験に出るからとかで,一時的に,機械的に覚えようとすることは,あまり役立ちませんし,英語ぎらいになってしまいます。いろいろ試行錯誤しながら慣れていくことが大切なのです。それがやがて,英語に興味がわいてきて,自然と文法力もついてくるのです。

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