理科学習指導資料小学校低学年理科の指導-065/116page

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授業実践例
実践テーマ
自然現象のおもしろさを見いださせるとともに、直接触れる楽しさを味わわせる。

1 単元名 あめ
2 単元の目標
雨の日に校庭に出て雨水を追いかけたり、集めたり、池作りをしながら雨の日の空や地面のようすに気付かせ、晴れた日と比べることにより天気の変化のおもしろさに関心をもたせる。
3 指導計画(総時数 3時間)
(1)雨の日に水たまりや川を見つけよう………………1時間
(2)雨水を集めよう………………………………………1時間
(3)雨あがりの空や地面の様子を調べよう……………1時間
4 児童の実態
児童は、雨あがりの水たまりで遊んだり、水を流して遊んだりすることには大変興味を示している。雨の日、外で遊べたないので室内から外をながめては止むのを待っている。
雨の日の空やまわりの様子については幼児期からの経験でおぼろげながら気付き、話すことができる。その日の雲の様子から帰りの雨具の心配をしたり空の明るさで次の日の天気を予測してみたり、遊びの中でもかたり天気の変化については関心を持っているように思われる。
意識調査雨の日の様子についてどのようにとらえているか。(1年1組 42人)

○土がびちゃぴちゃになる(28)人 ○ぬれる     (11) ○かえるやみみずがでる(1)
○さむくなる      (27) ○葉っぱに水がたまる(7) ○あつくなると水がかわく(1)
○水たまりができる   (26) ○かたつむりがでる (5)  
○川みたいになる    (25) ○雲が多くなる   (4) ○土が流れる     (1)
○くらくなる      (24) ○すべる      (2) ○さてつがたまる   (1)
○にじがでる      (12) ○風がふく     (2) ○水がきたなくなる  (1)
○つめたい       (12) ○雨水はきれいだ  (1) ○土がほりおこされる (1)
○くもがくろくなる   (11) ○くつのあとがつく (1) ○あなに水がたまる  (1)
○どぶが川になる    (11)   ○あせがでない  (1)

雨の日の現象を子どもなりに感覚的にとらえている児童もみられるし、生物の様子に目を向ける児童もいるが、実際、雨の中で雨水に触れながら意識的にとらえているわけではない。そこで、学習の場を野外に設定し、雨水を使って意図的に遊ばせながら取り組ませれば興味をもってさらに感覚的にとらえられるものと思われる。
5 単元構成と評価
児童は雨の中では遊べないということは知っているが、遊びたいという欲求は強く持っている。そこで初めに、雨の日に運動場に出て意図的に水たまりを探したり、流れに木の葉の舟を流し追


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