理科学習指導資料小学校低学年理科の指導-066/116page
いかけたり、池を作ってみたりして、雨の日におこっている自然現象に直接触れさせ、雨の日の特徴を感覚的にとらえることができるようにする。
そして、いろいろな場所での雨水集めをしながら、場所によって雨水の色が違うことに気付かせるようにする。
次に、雨あがりの晴れた日を選んで、運動場にでて、空の様子、地面の様子が前の雨の日の時とどう違っているか比較させながら観察させる。そして地面が削りとられる様子、土の湿りぐあい、空の明るさなどの特徴に気付かせるようにする。
また、どの時間でも野外活動を中心に自然現象に直接触れる楽しさを味わわせながら天気の変化に関心が持てるように単元構成を図った。
わかったこと、気付いたことを発表する段階では、国語科との関連を図り、「せんせい、あのね」と結びつけ、経験したことをはっきり話すことができるようにする。
評価については、入学して間もない時期であり、観察記録をとることは困難なので、話し合い、遊びの中での表情、発表、つぶやき、操作などを手がかりにしたい。絵に表現させることもよい。
6 授業の実際
<本時のねらい> 1/3
雨の日、水たまりを見つけたり、流れる水をおいかけたりする活動を通して、雨の日の天気の特徴に気付かせる。
学習のめあてを話し合う
A 提示物を見て予想する。
●コップの中の澄んだ雨水と、どろ水を見せ自由に話し合わせる。
○水たまりの水だ!
○どぶの水だと思う。
○雨の水を集めたのでしょう。
●雨の中、広い校庭にでると開放的活動になりがちなので、意図的に遊べるよう、めあてを話し合って外に出すようにした。<ベランダから>
空や校庭のようすをながめよう
B 雨の降っている様子を観察する。 ○すごい雨だね、山がよく見えない。
○校庭は水だらけだ。
○こっちの方に流れてくるよ。花だんの前は池みたいだ。
○くらくてつめたいな。
●二階から雨降りの様子を意図的に見せると全体の様子がつかめて効果的である。