小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-023/98page

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4.学年・教科・領域及び小問ごとの分析と対策の視点

1.第1学年
(1)社会
観点・小問ごとの分析 対策の視点
(1) 知識・理解
1 児童が下校したあとの担任の先生の仕事正答率は、翌日の授業の準備が87%、児童の作品処理が93%、職員会議が77%である。 誤答としては、用務主事の仕事と混同して、学校のごみの始末を選んだものが目だつ。
〇 放課後の担任の先生の仕事は、入学初期の児童の目にふれる機会は少ない。 そこで、担任教師は、学習指導のほかにどんな仕事をしているか,特に職員会議など目にふれにくいものについては、話して聞かせ る場を設定することも大切である。
〇 担任の先生の仕事と用務主事の仕事の区別を比較してはっきりとらえさせておくことが大切である。
2 夏の遊び 虫採り、海水浴についての正答率は、それぞれ96%で比較的よい。 スキーやたこあげと答えたものもいる。 〇 遊びの名称で区別することも大切だが、子どもの服装や周囲の様子から季節の区別がつくよう指導することが大切である。
〇 資料(絵)をよく見る態度を育てることが大切である。
3 道路にある安全施設のはたらき 正答率は、歩道橋のはたらきが42%、ガードレールのはたらきが59%、信号機のはたらきが33%と全体的に低い。 誤答としては、信号機のはたらきと歩道橋のはたらきと混同したものが多い。 また、ガードレールについても、信号機と混同しているものが多く、道路の安全施設の印象は、児童にとって信号機が強い。 〇 見学学習の際、安全のための施設名とそのはたらきを関連づけてとらえさせるために,その場で歩かせたりして実感としてとらえさせることも必要である。
〇 歩道橋とガードレールのちがいについては車道を安全に渡ることと、車道にそって歩くことの違いについて比較しながら指導することも必要である。
〇 現場学習ができない場合は、視聴覚資料などを利用することも考えられる。
4 うちの人の仕事の内容と、その仕事に使 われる電気、水 電気や水を使う仕事の正答率は89%、電気を使う仕事の正答率は86%である。 仕事の名まえの正答率は、洗たく82%、 〇 家庭内における電気、水の使用については家庭に協力を得て実際に体験させるか、またその体験の様子を絵にかかせるかして気づかせる方法も考えられる。
〇 しごとの名まえをしっかり覚えさせると同


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