小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-035/98page
〇 草花やアサガオの種子、芽ばえ、成長の様子など植物教材については身近にあり、しかも、よく世話をしているためか、動物教材よりもよく理解されている。草花の栽培をしたり、虫や小動物を飼育して親しんだりする楽しさを味わわせるなどして、自然の動・植物に接する楽しさ、動植物愛護の心情を育てることも大切にしていく必要がある。
〇 風やゴムのはたらきを利用して動くおもちゃを作ったり、遊んだりする活動や磁石遊びなどは、楽しく、興味の持続する学習であるためよく理解されている。しかし、操作的な活動における思考面に弱さが見られるので、遊びの条件をよく理解させて活動を工夫させるなど指導の手だてを考慮すべきである。
〇 影のでき方や季節や天気による自然現象の特徴については、1年間を通して、日頃から自然の不思議さやきまりを発見させながら、自然のおもしろさを味わわせることが大切である。