小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-064/98page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 (2) 虫めがねの大きさとあたたまり方の関係
〇 正答率78%とよく理解されている。 光の量が多いということをとらえていないで、「小さい方がはやくあたたまる」の誤答が見られた。〇 鏡でも、虫めがねでも光の量が明るさや温度の上昇を決めていることに関係づけて理解させる必要がある。特に、光の量の違いには配慮する必要があるようである。 14 磁石の性質とはたらき 磁石は、南北を指して止まること
〇 正答率75%とよく理解されているが「N」の誤答が多かった。〇 記号の理解が不十分であるように思われる。 北を指すのはN極であるという指導が中心になっており、その反対の極についても必ずつけ加えて確認しておく必要があるようである。 15 磁石のNきょくとSきょく
〇 正答率73%とほぼ理解されているが、「S」の誤答が多かった。〇 「しりぞけ合う」という用語の理解とともに徹底した極の確認がほしいように思われる。 16 磁石の性質
〇 正答率が52%と理解が不十分である。 「エヌ」の誤答が多かった。〇 素材のゴム磁石についても、「切る」活動を経験させる必要がある。スチールウールなどをストローに通して磁化させて切ることもよい。なによりも直接経験させることが大切である。 17 磁石の性質及びはたらき
〇 完全正確で正答率が92%ときわめてよく理解されている。〇 極どうしのはたらきを調べる実験は、よく理解されているので、さらに、児童の発想を生した活動にまで育てていきたいものである。 領域C (地球と宇宙) 18 空気や土の温度の測り方
〇 完全正解で正答率が71%とほぼ理解されている。〇 直接日光を球部に当てない指導を徹底しながら、その理由についても十分理解させておくことが大切である。 19 晴れた日の空気の温度の変化
(1) グラフからの空気の温度の変化
〇 正答率32%とよく理解されていない。〇 晴れた日の土と空気の温度の上昇のちがいに気づかせ早くあたたまる土の温度に目を向けた指導が大切なように思われる。6学年の