小学校「福島県標準学力診断検査問題」による学力分析報告書1984-065/98page
領域・小問ごとの分析 対策の視点 「土」の誤答が多かった。
(2) 晴れた日の温度変化
〇 正答率85%とよく理解されているが、「くもり」の誤答も見られた。「一日の気温変化につながる指導として大切にしたい。
〇 「くもり」の日の温度変化についても、晴天のときの比較するために経験させる必要がある。20 晴れた日の雲や風のようす。
〇 完全正解で正答率が59%と理解が不十分である。「風の強さは変わらない」の誤答が多かった。〇 直接経験が重視される。晴れた日でも、雲の形や風向きが刻々変化する様子なども観察記録させることが大切である。 21 温度計の正しい読み方
〇 完全正解で正答率が41%と理解が低い。 「温度計を垂直に立て、斜め上から読む」誤答が多かった。〇 基礎的技能であり、操作活動を通して使い慣れさせ、目盛の読みとりを目の前で正しく読み取る習慣を持たせたい。また、温度計の正しい取り扱い方についても徹底しておきたい。
領域A (生物とその環境)について
○ 植物の成長と様子は季節によって違いがあることを、ヘチマの成長に適した時期と冬越しの草木とを関連させてとらえているかどうかを質問したが、正答率がきわめて低く理解が不十分である。植物の成長についての知識を断片的にとらえている傾向があるので、手間を通して、季節や気温、地温とも関係づけながら総合的に理解させることが大切である。
○ アブラナ、ヘチマなどの花のつくりや名称などはよく理解されているが、ヘチマの育つ順序や実の中の様子など、成長とともに変化する各部分の様子はよく理解されていない。理科の授業時間だけでなく、常に、成長の過程について、問題意識をもたせて継続観察できるよう配慮する必要がある。
○ 季節と動物のようす、卵で冬越しする虫などの理解が不十分である。どんな季節に、どのような草花や草木に、どんな動物が集まり、そして、どんな活動をしているかなどの観察を通して、虫の出現や活動が、植物の成長や気温と密接な関係があることを理解させることも大切である。
領域B (物質とエネルギー)について
○ 閉じこめた空気に力を加えたときの様子については「空気でっぽう」などの楽しい活動が展開さ