福島県の中学校の学習に対する意識と行動-000-01/115page
まえがき
本センターでは平成6年度に「学力向上調査研究プロジェクト」事業を推進し、新しい学力観に立つ学力の向上を主題に調査研究をしてきました。その一環として、本県の中学生が、普段、学習に対してどのような意識を持ち、どのような学習行動をとっているのかといった観点から、県北地区の中学生を対象として、学習一般と国語、数学、英語の教科に関するアンケート調査「中学生の学習に対する意識と行動」を実施しました。これは中学生の学習に対する考え方の特徴や行動形態の現状を把握するとともに、中学校段階からの学力向上への手がかりを探る基礎資料を得ようとしたものです。
この調査の主たる内容については、平成6年度福島県教育研究発表大会、本センター「研究紀要」、平成7年3月発行の本センター「所報114号」、冊子「よりょく生きるための学力を求めて」等で、適宜、ご報告してまいりましたが、ここにすべての項目に関するまとめと考察ができ上がりました。
この調査報告が、生徒理解と学力の向上に寄与できれば幸いに存じます。
おわりに、この調査にご協力を賜りました調査協力校の校長先生をはじめとする諸先生方に対し、心より感謝申し上げます。平成7年6月
福島県教育センター所長 永山三郎