福島県の中学校の学習に対する意識と行動-040/115page
る回答を加えると8割以上にのぼる。また,学年が進むにつれて「とても思っている」とする回答がやや増える。
物事に対して自分なりの考え方があるか(2年) 下位の生徒ほど「とても思っている」が少なく,「あまり思っていない」あるいは「全く思っていない」が多い。
ものごとに対して自分なりの考えがあるか(2年)
「とても思っている」とする回答については,国語が「好き」な生徒を除き大きな開きはない。しかし,国語が嫌いな生徒ほど「あまり思っていない」あるいは「全然思っていない」とする回答が多く,特に「嫌い」な生徒では56%にのぼる。
(3)日常の学習
常にテスト結果を検討するような生徒は少なく,家での勉強では,宿題以外はあまりやっていない。また,生徒の読んでいる本の多くは,小説や雑誌,趣味などの娯楽や生活情報収集のための本や新聞である。日常の生活では日記や手紙を書いている生徒も少なくないものの,何も書いていないとする生徒が多い。
学年別に見ると,学年が進むにつれてテスト結果の検討をする生徒が少なくなるが,3年生では受験を控えているためか,授業に関するもの以外の勉強がやや多くなる。また,読んでいる本に占める娯楽・生活情報収集のためのものの割合も,学年が進むにつれて高くなるとともに,特に3年生になると日記を書いている生徒が減り,何も書かないことが多くなってしまうようである。
また,下位の生徒ほど,テスト結果の検討や家庭学習をしておらず,読むものも娯