福島県の中学校の学習に対する意識と行動-101/115page

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 「もっと楽しくおもしろく」と答えた生徒が1年生で44%,2年生で35%,3年生で51%である。これは先に述べたとおり,英語を好きになる大きな理由のひとつであるので,課題の与え方,活動の組み方を含めて,教師は指導の工夫をさらにしていかなければならないであろう。
今の授業のペースについて
今の授業のペースについて

 「はやすぎる」と答えた生徒は1年生で10%,2年生4%,3年生で10%であり,「どちらかというと速い」と答えた生徒は1年生で31%,2年生で21%,3年生で39%である。また「ちょうどよい」と答えた生徒は1年生で50%,2年生で62%,3年生で44%である。

授業の進みかたで最もよいもの
授業の進みかたで最もよいもの

 「苦手な人のペース」と答えた生徒は1年生で16%,2年生17%,3年生で19%であり,「平均的な人のペース」と答えた生徒は1年生で60%,2年生で60%,3年生で58%である。また「それぞれ自分のペース」と答えた生徒は1年生で19%,2年生で18%,3年生で21%である。平均的な人のペースが支持される理由としては,得意な人のペースだとわからなくなる生徒が多くなるし,苦手な人のペースだと進度が遅れてしまうというものがほとんどであった。

2 英語における学習行動

 英語学習に対する取り組みは非常に消極的であり,その傾向が2年生で強い。ただまじめがうかがえる部分もあり,この部分からのアプローチも学習行動を喚起する一方策と考えられる。



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