福島県の中学校の学習に対する意識と行動-107/115page

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生徒は文章を書くときに気をつけていることとして,次のことを挙げている。

・語句の並べ方

・文法(時制や数が主)

・符号(クエスチョンマーク,コンマ,ピリオドなど)

・間違えないように

きれいに

・内容が伝わるように

・長く

 文章の構成や内容面への配慮よりは,「間違えないこと」や体裁等を気にする生徒が全ての学年で多い。

(3)理解する

 「日本語に訳せたとき」が本文を理解できたと思う生徒が学年が上がるにしたがい多くなり,1年生で40%,2年生で45%,3年生56%であり,「前後,に書いてあることを考えて」質問に答える生徒が1年生で82%,2年生で60%,3年生78%である。和訳できることで本文を理解したと思っている生徒が最も多く,ほとんどの生徒が,音読できることと本文の理解はあまり関係がないと思っているようである。

本文が理解できたと思うとき
本文が理解できたと思うとき

 「本文を日本語に訳せたとき」と答えた生徒が1年生で40%,2年生45%,3年生で56%と増加している。また,「語句や文法の用法がわかったとき」が1年生で24%,2年生27%,3年生で13%である。

本文が理解できたと思うとき(3年)

本文が理解できたと思うとき(3年)


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