より良く生きるための学力を求めて-004/64page

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「英語」
まず、「英語」については、平成6年の44位から、30位に'躍進'した。分散分析の結果も、昨年の最も良い可能性の順位である34位が今年の最も悪い可能性の順位であるから、全国中位レベルの成績に近付いたと言えよう。
この躍進の原因の一つに、中学校における「英語」の単位数というカリキュラムの問題があると指摘する声もある。今年の受験生は、4単位に復した最初の生徒たちであるが、本県は他県より1年早く4単位に復したという事情もあり、来年以降が注目される。
「数学」
昨年、最も成績不振であったのは「数学」である。分散分析の結果、44位〜46位の間にあり、文系、理系を問わず不振であった。
今回、41位であるが、分散分析では35位〜42位の間にあり、昨年の分散分析順位と重複していない。30位台後半の力があったものと考えられる。
「国語」
国語は、昨年の18位から22位と順位を下げたものの、分散分析の範囲は昨年とほぼ同様であり、素点の全国平均との関係で言えば、むしろ向上している。安定した、全国平均なみの実力を示していると言えよう。
(3) 本県のセンター試験全国順位の推移
本県の全国順位の過去12年間の推移は、下の表の通りである。比較のために、山形県の順位も表してある。

センター試験 総合点順位の推移
センター試験 総合点順位の推移


(4) センター試験偏差値の推移
本県のセンター試験の結果について、昭和59年または昭和62年以降の成績を、「総合」「英語」「数学」「国語」それぞれの平均点を、47都道府県を母集団とする偏差値(データ数47)で表したものが、次のグラフである。なお、比較のために山形県の成績を参考に付した。


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