より良く生きるための学力を求めて-012/64page

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2 本県の高校生の学力と学力向上シミュレーション
 (平成6年6、9月作成) 

次に示す分析と考察は、平成6年6月と9月に内部資料として作成した報告書の一部である。
データとしては、当時入手できた最も新しいもの、つまり平成5年の各種テストデータを、旺文社、福武書店などから提供していただき、分析と考察を加えた。従って、基になるデータは、平成5年度のものであることをご了承いただきたい。むしろ、今後、以下に示す本県の傾向がどこまで改善されるか、そして学力向上シミュレーションの結果と現実がどのように関連しているか・ステップアッププラン事業の成果や男女共学化の進展による学校環境の変化を念頭におきながら、検討していただければ幸いである。

=内容=
・高校入学直後(1年生7月)の模擬テストに表れた東北各県のトップ校を比較すると、この時点で本県のトップ校の平均偏差値は、英語、数学、3教科総合において明らかに低い。
・本県の代表的進学校を男女それぞれ4校づつ選び、平均偏差値を見ると、3年生時には50前後まで低下し、そのまま入試に向かう。つまり、本県の代表的進学校の平均偏差値は、全国の進学校全体の平均程度である。
・全国都道府県47を母集団として偏差値化したとき、本県の受験者全体が偏差値2ポイント上がれば、本県の成績はほぼ全国平均並みになる。
・ステップアッププラン該当校の成績が向上しても、県全体の進学率が大幅にアップするとは限らない。

1 高校入学直後における東北各県トップ校の偏差値比較
(1) 東北各県のトップ校比較
(2) 入学直後に見る福島県男女別基礎力比較
2 本県の代表的進学校に見る高校3年間の偏差値の推移
3 目標値シミュレーション
(1) 全データの偏差値が上昇した場合
(2) ボーダーラインデータの一部が上昇した場合
(3) シミュレーション結果による大学合格者数の変化


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