より良く生きるための学力を求めて-033/64page

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2 国語
「読み書き(そろばん)」と言われるように,国語は,ある意味で全ての教科の基本ともいうべき教科である。
この国語に対して,中学生はどのようなイメージを抱き,どのような学習行動をとっているのだろうか。
大切であるが親しみにくい教科
「国語の教科イメージ」が,下の表である。「楽しい」「分かりやすい」といったイメージはそう高くないが,「新しいことを知ったり,自分の考えを深める」など,教科の意義については自覚しているように思われる。

教科観(全学年)

国語が好き(嫌い)になった時期
国語に対する好き・嫌いは,ほぼ半々であるが,「いつ,好き(嫌い)になったのか」についての答えが,右上のグラフである。

小学校高学年と中学校1年生が,好き・嫌いの分節点になっていることが分かる。

好き(嫌い)になった時期

好きな学習内容としては,「小説(物語)」「漢字の読み書き」「詩」「短歌・俳句」の順に挙げている。一方,嫌いな学習内容としては,「作文」「文法」が多い。

好き(嫌い)になった時期

発表するのは苦手
国語における学習行動の中で,特徴的なことの一つは,「発表すること」への苦手意識である。
授業の中で,登場人物の人柄や心情について話し合いをするようなときに,「どんどん発表する」ような生徒は非常に少なく10%前後なのである。


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