より良く生きるための学力を求めて-032/64page
興味や意欲を感じる教科
「興味や意欲を感じる教科」について,複数選択させたものを上位からポイント化して表したものが,下の表である。1年生の国語,英語,2年生の国語,数学への抵抗感が表れている。授業にいつも集中している生徒は10%「授業に集中しているか」という問いに「いつもしている」と答えたものは10%前後にすぎない。「かなりしている」と合わせて,ようやく50%を越える。
楽しい授業を!
では,生徒たちは「先生にどんな指導をしてほしい」と願っているのだろうか。圧倒的に多い答えが,「楽しい授業をしてほしい」という願いである。「体験学習を取り入れてほしい」「グループ学習を増やしてほしい」「的確なアドバイスがほしい」などというのも,教師に対する期待感の表れであろう。
進路目標は見据えている
「中学卒業後の進路目標があるか」どうか,気になるところであるが,70%以上の生徒が「はっきりある」「漠然とある」と答えている。
「将来の職業についての目標」についても,70%前後の生徒が「はっきりある」「漠然とある」と答えており,程度の差はあれ目的意識を持っていることが分かる。
にもかかわらず,それが学習行動となって表れてこないのは,どこに原因があるのだろうか。