すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-054/114page
D 図17のように,ゴム風船から直径5pの円を切り取る。そのゴム片を少々張りながら,Cで作ったキャップをはめる。
E フィルムケースの底から,長さ40pのビニールホースを風船のゴムを少し押し上げるところまで入れる。
○ ホースの音孔は,実験時にあけるとよい。
F 写真17のように,直径6mmのストローをフィルムケースの側面の穴に差し込み,ビニールホースに突きあたるところまで入れる。
写真17 図17
3 授業での活用方法
@ 音が出ているときのゴム片の様子を観察させる。
○ 食卓塩をゴム片の上にかけてみるのもよい。
A ビニールホースの長さを変えると音程がどのように変化するか観察させる。
○ ビニールホースの長さを変えてみたり,指孔を開けて音を出してみるとよい。
B ゴム片のかわりにラップやビニールを使って音を出させる。ゴム片では,サクソフォーン,ファゴットのような音色,ラップでは,クラリネットのような音色に聞こえる。
C 平成12年12月発行の授業に役立つ実践資料集P76にある教材「ボイスコープ」をつけて振動の様子を観察することもできる。振動の変化がはっきり観察できる。〈引用文献〉 教育音楽1999年7月号別冊『手づくり楽器』音楽之友社
〈参考文献〉 『中学校学習指導要領』(平成10年12月) 文部省