すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-055/114page

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中学校
 

技術・家庭科

 
 
 

「技術とものづくり」における教材・教具

 
 

 技術・家庭科の技術分野では,学習指導要領の改訂に伴い,これまでの「木材加工」・「金属加工」・「電気」などの領域から,「技術とものづくり」と「情報とコンピュータ」の2つの内容に改められました。ここでは,「技術とものづくり」において,生徒が実感して楽しく分かる教材・教具と授業での活用について紹介します。

 

1 変形の様子が観察できる木材

(1)教材の特徴

@ 木材は乾燥すると収縮し,水分を含むと膨張することを,わずかな時間(数秒)で確認できる。
A 収縮による変形の違いが確認できる。

(2)使用方法

 ホームセンター等で販売している棒杭を,厚さ1〜2mmにスライスする。水に浸すと膨張し,ひび割れの幅が小さくなるのを確認する。次に電子レンジ等で乾燥させ,収縮の様子を観察する。

棒杭
矢印
棒杭を薄くスライスする
棒杭
棒杭
収縮
矢印
矢印
膨張
棒杭
乾燥させると収縮に伴い,木表側にそることが確認できる。   水分を含ませると膨張し,ひび割れが無くなるのが確認できる。

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