すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-059/114page

6　自動温度調節器の原理を理解する模型

（1）教材の特徴

�@　金属の線膨張率の違いが，視覚的に実感できる。
�A　バイメタルを加熱することにより，一定の方向に曲がることが確認できる。
�B　自動温度調節器のしくみが理解できる。

（2）使用方法

�@　2種類の金属棒を加熱すると，金属が膨張して針が回転する。針のわずかな回転がストローの傾きにかわり，線膨張率の違いが一目で実感できる。

�A　膨張率の異なる2種類の金属板（鉄板と黄銅）を張り合わせたもの（簡易バイメタル）を，アルコールランプで加熱すると，大きく曲がりバイメタルの原理が確認できる。

�B　白熱電球の熱によって，バイメタルが動く自動温度調節器の模型である。接点に，ねじを用いているので，ねじを回すことにより接点を開きやすくしたり，開きにくく
したりする操作と温度の設定の関係が確認できる。