すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-066/114page

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(2)発芽種子における脱水素酵素の分布を調べる実験

[特 徴]
○組織の形を保ったまま,脱水素酵素の活性(=呼吸の活性)を調べることができるため,成長と呼吸の関係を関連付けて考えることができる。

[準備物]
1%TTC水溶液
発芽種子(エンドウマメなど)
シャーレ,ルーペ,スポイト,ピンセツト,両刃力ミソリスライドガラス(時計皿),双眼実体顕微鏡(解剖顕微鏡)

[実験方法]

@ 種子を発芽させる
矢印
シャーレに種子を入れ,種子が浸る程度に水を入れる。約25℃の恒温器に1〜3日入れ,発芽させる。 種子の発芽
種子の発芽
A 発芽種子の断面をつくる
矢印 芽や根の伸びた種子を,両刃力ミソリで縦に切断し,染色しやすいようにする。 種子の断面
種子の断面
B TTCにより染色する
  1%TTC水溶液に,縦割りした種子を30分〜1時間程度浸し,赤く染色されている部分を観察する。 TTCにより呼吸の盛んな部分が染色されている様子
TTCにより呼吸の盛んな部分が染色されている様子

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