すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-074/114page

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5 活用例

(1)高さによる気圧の違いの観察

構造が簡単で,目で見て分かりやすいため,単元の導入やまとめの段階で活用できる。

A 授業における単元の導入部分で活用する場合

@ 簡易気圧変化測定器を,装置の名前や原理については触れずに提示する。
A 高さの異なる場所で,色水の位置の違いを観察させる。
B Aの観察結果について,装置の原理を含めて,生徒に考察させる。

B 授業における単元のまとめの段階で活用する場合

@ 気圧について学習した後で,簡易気圧変化測定器を,原理を確認しながら提示する。
A 高さの異なる場所で,色水の位置の違いを観察させる。
B Aの観察結果について,生徒に考察させる。

(2)気圧の時間変化の観測

予め,低気圧や台風の通過など,数時間程度で気圧の変化が予想されるようなときを選ぶ。

@ ある程度の時間にわたって気圧の変化を観測するので,例えば右の写真のように,発泡スチロールの容器と氷水を使ってガラスびんの中の空気の 温度を一定に保つ工夫をする。 気圧の時間変化の観

A 観測にあたっては,一定時間(例えば,30分)ごとに簡易気圧変化測定器の色水の位置を記録する。
B 気圧の観測の結果は,グラフ化して考察してみる。また,インターネットなどを用いて調べた天気図上の気圧の変化と比べてみる。


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