すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-073/114page
4 観察方法(例:高さによる気圧の違い)
(1)簡易気圧変化測定器を製作し,木片を固定する。
装置の持ち運びは,ガラスびんを暖めないように,木片の上端を持つ。
(2)校舎などの上(下)の階で,簡易気圧変化測定器のピンチコックを閉める。
階段を使った観察
(3)ガラス管の中の色水が動かないことを確認してから,色水の位置を目盛で確認する。
(4)静かに下(上)の階へ移動し,ガラス管の中の色水の動きが止まってから,色水の位置を目盛で確認する。
(5)上(下)の階での色水の位置と,下(上)の階での色水の位置を比較し,高さによる気圧の違いを比べる。
※ 感度を変えた複数の簡易気圧変化測定器や,市販の気圧計を用いて,同様の観察を行って,比較するのもよい。
1階での色水の位置 エレベーターを使った観察 5階での色水の位置