すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-086/114page
く使用できるように操作をできるだけ簡単にする。
D 授業研究を通して改善を図るようにする。
(2)開発計画
以下の計画のもと,ソフトウエアの開発を行うこととしました。
'99 4,5月 研究主題,開発ソフトウェアの内容等の立案と検討
6,7月 開発用プログラミング言語等の研究,プログラミングソフトVisual Basicの研究,データベースソフトAccessの研究
8〜10月 基本設計及びソフトウェアの開発
11,12月 素材データ(低学年)の作成,開発ソフトウェアの活用研究
'00 1〜3月 基本システムの研究・開発と本年度の研究のまとめ
4,5月 システム開発,第1版の完成
6〜9月 素材データ(高学年)の作成
10月 ソフトウェアの改善
11〜12月 ソフトウェアの改善,第2版の完成
'01 1月 研究のまとめ
3 研究の実際
(1)ソフトウェア作成上で配慮した点
ソフトウェアを作成する上で配慮した点は,以下の通りです。
@ ソフトウェアのインストールから活用までを,できるだけ簡単にできるようにしました。
A 児童の実態に即して教師が問題提示をしたり,内容の組み替えを柔軟にしたりして,幅広くコンピュータを活用できるようにしました。
B プログラミング言語を用いてソフトウェアを開発することにより,文字や画像等の提示内容を簡単に変更したり,新たに追加したりすることを可能にしました。
C 一度児童名を記録させると,次回に他の児童名に変更するまでは,児童名が変わらないようにして,操作の手間を省くようにしました。
D 機能のほとんどを,マウス操作で行えるようにしました。特に,問題提示から解答までを自動化できるボタンを配置して,低学年でも簡単に操作できるようにしました。
E 計算結果の表示や印刷等を,教師はもちろん児童自らも手軽に操作できるように配慮し,児童一人一人が自分にあった問題で学習できるようにしました。
F 問題データを記録するために,Accessのデ-タファイルをVisual Basicで開発したソフトウェアからコントロールするようにし,他のアプリケーションソフトに依存しないで,学習状況のデ ータを追加・保存ができるようにしました。