すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-095/114page
情報ネットワークの
教育的活用
校内LANにおけるデータベースの活用
1 研究の趣旨
インターネットの普及に伴い,コンピュータのネットワーク利用が盛んになってきました。ネットワークの大きな特長の一つは,文字(テキスト),画像,映像,音声,データベースなどの情報を共有できることにあり,今後,校内LANの整備がさらに進む中で,教育活動全般に幅広く活用されると考えられます。特に,データベースは,アプリケーションに依存することなく検索・追加の操作が可能であり,また,データの共同入力やユーザーの制限など(Web化)が可能となれば,一層効果的に活用されるものと思われます。
本研究では,データベースの検索・追加などの操作をWebページ上から手軽に行えるシステムの構築を考えました。
2 研究の実践
(1)ネットワーク上でデータベースを運用するシステムの構築
@ 開発環境・技術
開発環境・技術は次の4点で構成することとしました。
・Windows2000Server十IIS(Internet Information Server)
※ Windows2000Serverには,ネットワーク上でデータベースの運用を行うことができる(Webサーバ)IISが標準で組み込まれていますので,Windows2000Serverのインストールを行えば,自動的に組み込むことができます。
・Internet Database Connecter
※ データベースヘの書き込みができるファイルです。FrontPage2000で入力ページなどを作成する際,拡張子をidcとしてファイルを1つ作成します。これをテキストエディタで開きます。
・Active Server Page
※ Access2000データベースファイルから内容検索を行うことができる機能です。
・Index Server
※ この機能はWindows2000Serverのインストール後,Windowsのコンポーネントの追加と削除の中で追加します。Tndex Serverは,ネッ卜ワーク上のファイル検索を行うことができます。日本語などの全角文字を検索対象とします。