すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-106/114page
4 「道徳教育通信」というタイトルで作成しました
4つの視点を踏まえ,通信の作成に入りました。通信の題名は「道徳教育通信」としました。発行日,発行番号を記入できる場所を設けました。通信の大きさはA4判とし,短時間でも読めるよう文字の大きさや図を工夫しました。
作成にあたっては,道徳関係の著書,道徳研究校の実践等を参考にして進めました。常に教師のニーズを意識し,読んで実践してみたくなる内容を掲載しようと考えました。
各視点について10枚ずつ,合計40枚の試案「道徳教育通信」ができあがりました。この活用に当たっては,例えば,40枚ある「道徳教育通信」を1週間に1枚程度の割合で年間を通して定期的に発行したり,1学期に集中して発行したり,2学期以降は教師の実践の様子を紹介する通信を発行したりするなどの活用方法が考えられます。
5 各学校で試案を活用してもらいました
作成した「道徳教育通信」が果たして校内の道徳研修に役立つのか,教師のニーズにあっているのか不安でした。そこで,この「道徳教育通信」を,何人かにお願いして活用してもらうことにしました。
活用に際しては,考えられるいくつかの方法を紹介しましたが,校内の実情もあるので,先生方の考えで進めてもらうことにしました。
約1年を経過した後,「道徳教育通信」の活用状況についてアンケート調査を実施しました。その結果,活用状況は左表の通りでした。
活用状況 割合「道徳教育通信」を少しずつ印刷し,定期的に発行した 47.0% 個人で持っていて,道徳指導の参考にした 19.6% 「道徳教育通信」をまとめて印刷し,他の教員に全部渡した 13.7% 「道徳教育通信」を参考に自校の通信を作成し,発行した 11.8% 地区の道徳研究会の会員に配布した 7.9%