すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-108/114page
8 自校の道徳通信を作成した先生もいました
「道徳教育通信」を参考あるいは活用して,独自の通信を作成して発行した先生もいました。例えば,下の「道徳教育だより」は,B4判の左半分に道徳の授業実践の内容や子供のワークシート記述を紹介し,右半分に「道徳教育通信」の中から役割演技についての内容をコピーして紹介しています。
9 「道徳教育通信」の課題を明確にしました
「道徳教育通信」の有効性は明らかになってきましたが,アンケート調査から様々な課題も残されました。寄せられた課題や要望は次の通りです。
○ 授業で直接使えるような資料とともに,実際の指導案や実践報告がほしい。
○ 授業内容についての教師や子供の意見,感想等がほしい。
○ 授業の成功例や失敗例など,具体的な例がたくさんあると実践してみようという気になる。
○ 新しい道徳教育に関する情報がほしい。
○ 読み手が身構えることがない,易しい内容にしてほしい。
○ 話し合いの深め方,練り上げ方が難しいので,その点がもっと分かればよい。
○ 保護者への通信も想定したものを考えたい。
○ 提示の仕方,発行のタイミング等,全体で共通理解を図る必要がある。
○ ただ発行するのではなく,一言説明することも必要である。
○ ファイルを配布して通信を保存する環境づくりをすることが大切である。