すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-109/114page
10 「道徳教育通信」を改善し新しい通信を作成しました
先生方から出された課題や要望をもとに「道徳教育通信」の改善に取り組みました。
まず,「道徳教育通信」というタイトルは,読み手に難しいイメージを与えるので変えてみました。
新しいタイトルは「道徳の授業を改善する50のヒント」です。「50のヒント」ですから先の「道徳教育通信」より,10枚多くして全部で50枚の通信にしました。
左図と次ページ以降がその一部です。
タイトルばかりではなく内容も授業で直接使えるものや最新の情報を取り入れて,より先生方のニーズに合うものになるよう努めました。
11 研究協力校で活用実践を試みました
作成した「道徳の授業を改善する50のヒント」を実際に発行して,どのような効果があったか調べてみました。発行は,1週間に2回のペースで行いました。活用実践の結果,アンケー卜には次のような自由記述が記載されました。
○ ヒン卜一つに対してA4判1枚にまとめられているので,短時間で読める。
○ 通信が配付された時,道徳について自然と話題になった。
○ 普段の授業について振り返ることができた。
○ 読んでいて涙の流れる資料もあり,自己の心の在り方を見直すことができた。
○ 話し合いの工夫,役割演技など授業の改善に役立つものが数多くあった。
○ 「やってみようかな」と思える内容,実践例があり参考になった。
○ 実践やアンケー卜調査などを掲載していくとさらによい通信になるのではないか。道徳教育はますます重要性を増してきています。その要となる道徳の時間,道徳の授業の改善が求められています。道徳の研修について学校全体の問題として受けとめ,授業改善に意欲を持って取り組むことが今,求められているのではないでしょうか。