『生きる力』を育てる指導と評価の 実践事例集 平成14年9月-000_02/142page

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   発刊のあいさつ

 本年度から,完全学校週5日制が一斉に実施され,さらに,小・中学校においては,新学習指導要領に基づいた教育課程での教育活動が全面実施されることとなりました。

 各学校においては,移行期間における研究成果をもとに,地域や学校,児童生徒の実態等を踏まえ,各教科や「総合的な学習の時間」等において,創意工夫を生かした特色ある教育,特色ある学校づくりを着実に進めていることと思います。

 これからの学校教育においては,ゆとりある教育活動を展開する中で,児童生徒に豊かな人間性や基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせるとともに,個性を生かし,自ら学び,自ら考えるなどの『生きるカ』を育成することが求められています。

 福島県教育センターでは,過去2年間にわたり,新学習指導要領の趣旨を踏まえ「『生きるカ』を育てる学校教育の改革」を研究課題として,学習指導法や教材の開発にカを注いできました。

 今回発刊しました「「生きる力』を育てる指導と評価の実践事例集」は,児童生徒が「学ぶ楽しさ」と「成就感」を味わえる授業はどうあるべきか,興味・関心を高め,論理的思考力の伸長を図る授業をどう展開すべきか,人間関係をつくる力をどう育てるか,教育情報の有効な活用方法は何か,どうすれば特色ある学校づくりを進められるかなど,今求められている授業や学校づくりに焦点を当てて実践研究を行い,その成果をまとめたものです。

 本実践事例集が,各学校,先生方にとって,『生きるカ』を育てるための授業の工夫改善の参考になれば幸いです。

 終わりに,本実践事例集のための調査・研究に際し,ご協力を賜りました研究協力校や研究協力員の皆様,並びに関係機関の方々に対しまして,心より感謝申し上げます。

 平成14年9月

福島県教育センター所長

星  本 文

 

               


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