『生きる力』を育てる指導と評価の 実践事例集 平成14年9月-077/142page
V 「水滴は電気を起こせるか?」〜・電気・ケルビン水滴発電機〜
先生: エボナイトと毛皮ををこすると帯電するね。摩擦電気とよばれてる。水も帯電するんだよ。この電気を集めてみようか。
生徒: そんなことできるんですか?水が帯電するなんて,聞いたことありません。
先生: 1個の水滴では,帯電量も少ない。でも,積み重なれば・・じゃ,やってみよう。
生徒: あれ!はく検電器のはくが開いてきた。帯電してるんだな。それに,モーター(静電モーター)も回り出した。電気が流れているのかな?このモーター,磁石とコイルがついてない。不思議だな?どうして水滴が落ちるだけで,電気が起きるのだろう?
水滴発電機(中央) はく検電器(左側) 静電モーター(右側)
1 水滴発電機の製作
[準備物]
ペットボトル(2L)3本,アルミフォイル,エナメル線2本(長さ60cm程度),アルミ針金1本(直径3mm長さ70cm程度),千枚通し,セロハンテープ
[製 作]
@ ペットボトルを二つの部分に切り分け,タンクと水受けを2個ずつ作る。
A ペットボトルのふたに,熱した千枚通しで穴を開けてノズルとする。