研究紀要第1号 学校経営改善に関する研究 調査編 - 000_02/042page

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ま   え   が   き

科学技術の急速な進歩は、生産機構や生活の様式を改変させている。こうした現象は地域社会の構成にも波及し、都市化されたり、あるいは過疎化現象を起こさせるなど、地域の変ぼうを余儀なくきせている。このような情勢下で、現代社会の中に成長し、次代の文化を創造していく児童生徒を育成する教育活動を営むには、動態的な現状は握に立って、学校経営の検討・改善が必要である。このたび学習指導要領の改訂が行なわれたが教育内容とともに、その取り扱いに大幅な改善が必要であり、こうした改善に添うためには、当然学校経営を再検討しなければならないであろう。このような観点から学校経営の改善をとりあげて研究を進めることにした。

本年は研究第1年次として、調査研究を重点とし、県下の小学校・中学校・高等学校における学校経営の実態調査により、現状を明らかにして改善の基礎資料を求めることにした。
調査については、各小学校・中学校・高等学校に積極的なご協力をいただき、かつ、各教育事務所をはじめ関係機関のご援助により、所期のねらいを達成することができたことに対し深く感謝を申し上げる次第である。

このまとめは、基礎資料としてもまだじゅうぶんでなく、今後の研究にまつことが多いと思われるが、学校教育にたずさわる皆きんにご検討をいただき、今後のいっそうのご援助を願えれば幸いである。

 昭和47年3月

福島県教育センター所長 白 岩 和 夫


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