研究紀要第1号 学校経営改善に関する研究 調査編 - 033/042page

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(上段人員、下段%)
順     位
小  校
中  校
高  校
A
B
C
A
B
C
A
B
C
J ウ、ア、イ
 
 
 
5
4
6
11
12
10
 
 
 
8. 6
6. 2
10. 2
20. 8
20. 7
18. 9
K ア、ウ、エ
 
 
 
 
 
 
5
5
4
 
 
 
 
 
 
9. 4
8. 6
7. 5
L ウ、ア、イ、エ
 
 
 
 
 
 
6
7
12
 
 
 
 
 
 
11. 3
12. 1
22. 6
ア 教育内容や組織・方法の改善
イ 校務分掌組織の改善
ウ 生徒指導の改善
エ その他

職員会議のおもな内容の構成で比率の高いものをあげると次のようになる。

小学校
@(ア.ウ.イ)−A(ア)−B(ア.ウ.イ.エ)

中学校
@(ア.ウ.イ)−D(ア.ウ)、(ア.ウ.イ.エ)

高等学校
J(ウ.ア.イ)、@(ア.ウ.イ)−D(ウ.ア)

以上のようなことからみて、小・中学校においては、教育内容・方法が主になり、高等学校においては、生徒指導が中心になるようである。

 

11 むすび

学校経営を改善しようとして、どう切り込んだかということであるが、それは学校経営をどのように規定したかということになろう。
学校経営の規定については

(1) 内容、領域の面からみる。
(2) 機能的な面からみる。
(3) 条件整備をふまえた統制作用してみる。

以上のようなみかたから規定することができようが、ここでは、機能的な面から字校経営を規定し、これを中心として研究を進めることにした。

本年は第1年次として、県下小・中・高等学校の経営の実態をは握する調査研究にとどめることにした。
調査内容の提示は、選択技法を中心とし、意見も求めることにしたが、具体性に欠ける面があり、追跡調査の必要を感じている。また具体性をみるため、三者に回答を求めたが、その差はほとんどみられず、処理考察をあいまいにしたきらいがある。

第2年次にはこの実態調査を基にして、分析検討し、「効果的・効率的な学校経営」のあり方としての資料を提供したいと考えている。

ご協力、ご指導をいただいた関係機関、諸兄に敬意と感謝を申し上げるとともに、皆様のご検討によりご助言を願われぱ幸いである。
担当者  内藤 善次

 

参 考 文 献
 
学校経営の構造と機能
  全国教育研究所連盟編
    東洋館
学校・学年経営のあり方
  全国教育研究所連盟編
    東洋館
学校経営の評価のしかた
  全国教育図書株式会社編
    全国教育図書
学校経営の現代化
  持田栄一(外3名)編
    明治図書
学校の経営管理
  伊藤和衛・佐々木渡編
    文弘社
学校経営概説
  伊藤和衛編
    高陵社
新学校管理読本
  文部省地方課法令研究会編
    第一法規
各教育研究所関係研究記要

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