研究紀要第3号 福島県診断標準学力検査問題報告書 国語科 - 055/060page

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  文章の中で指示語を正しく使う
  2  
  3  
  4  
34.4
81.5
71.5
 
 
62.5
文を続けて文章を作る
   
   
66.3
65.1
 
65.7
ことばを続けて文を作る
   
55.4
55.4
段落の区切りが正しく主題要旨の明確な文章を書く
1
   
  2  
  3  
56.5
54.3
59.1
37.5
 
 
 
51.9
内容にあった文体を使って書き分ける
1  
  2  
80.9
83.0
 
82.0
 
 
  14  
 
63.8

2.結果の考察

〔1〕 概観

 
文字
語句
文・文章
読む
60.9
65.6
64.7
書く
51.8
86.6
63.8

上の表は、この診断標準学力テスト問題の、各領域ごとの平均正答率を示したものである。この表をもとにして概観すると、次のようなことが言える。

(1) 基礎的な能力が身についてきている。

この学年の領域別正答率でもっとも高いのは「書く」の語句の86.6%であるが、「読む」の文字、語句、文・文章、「書く」の文・文章なども、他の学年と比較して割合いによくできており、全部で6領域のうち、5領域までが60%以上という高い正答率を示している。このことは、児童たちの国語に関する基礎的な能力が、定着しつつあることを表わしているといってよいだろう。それにつけても、残りの1領域「書く」の文字については、いまいっそうの努力が必要である。

(2) 読解能力が高く安定しているのにたいして、表現能力には高低の波があり不安定である。

一般に正答率が高いとはいっても、その内容を、「読む」と「書く」とに大別して考察してみると、次のような点を指摘することができる。すなわち、「読む」の方は、文字が60.9、語句が65.6、文・文章が64.7といずれもみな60%台の中層から下層に集中して安定しているのにたいして、「書く」の方は、最高の語句の86.6と最低の文字の51.8%との間には大きな開きがあり、きわめて不安定な状態を示している。ということは、表現能力の開発の状態は、


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