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文章の中で指示語を正しく使う |
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文を続けて文章を作る |
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ことばを続けて文を作る |
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段落の区切りが正しく主題要旨の明確な文章を書く |
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内容にあった文体を使って書き分ける |
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計
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2.結果の考察
〔1〕 概観
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文字
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語句
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文・文章
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読む
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60.9
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65.6
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64.7
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書く
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51.8
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86.6
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63.8
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上の表は、この診断標準学力テスト問題の、各領域ごとの平均正答率を示したものである。この表をもとにして概観すると、次のようなことが言える。
(1) 基礎的な能力が身についてきている。
この学年の領域別正答率でもっとも高いのは「書く」の語句の86.6%であるが、「読む」の文字、語句、文・文章、「書く」の文・文章なども、他の学年と比較して割合いによくできており、全部で6領域のうち、5領域までが60%以上という高い正答率を示している。このことは、児童たちの国語に関する基礎的な能力が、定着しつつあることを表わしているといってよいだろう。それにつけても、残りの1領域「書く」の文字については、いまいっそうの努力が必要である。
(2) 読解能力が高く安定しているのにたいして、表現能力には高低の波があり不安定である。
一般に正答率が高いとはいっても、その内容を、「読む」と「書く」とに大別して考察してみると、次のような点を指摘することができる。すなわち、「読む」の方は、文字が60.9、語句が65.6、文・文章が64.7といずれもみな60%台の中層から下層に集中して安定しているのにたいして、「書く」の方は、最高の語句の86.6と最低の文字の51.8%との間には大きな開きがあり、きわめて不安定な状態を示している。ということは、表現能力の開発の状態は、