研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 000_02/044page
実 行 ス テ | ト メ ン ト 種 類 一 般 形 意 味 参照頁代入文 算術代入文 V=AE AEは算術式、Vは変数、または配列要素を示し、AEの値をVに代入する。
例.P=A+B*(C+D/E)−F
11論理代入文 V=LE 論理式の計算をしてVに代入する。 12ASSIGN文 ASSIGN n TO i ステートメント番号nを変数iに割当てる。 13制 御 文 無条件 GO TO文 GO TO n nはステートメント番号で、nに無条件で分岐する。
例.GO TO 10 13割当て型 GO TO文 GO TO i,(n1,n2,…,nm) iの値により、ステートメント番号(n1,n2,……,nm)のいずれかへ分岐する。
例.GO TO K,(1,2,10,8) 13計算型 GO TO文 GO TO(n1,n2,…,nm),i 〃 14算術IF文 IF(e)n1,n2,n3
eは算術式で、n1,n2,n3はステートメント番号を示し、 eの値が負のとき n1 へ分岐する。
例.IF(A−B*C)5,10,12〃 ゼロのとき n2 〃 正のとき n3 14論理IF文 IF(e)S 論理式の値により、ステートメントを実行するか、もしくは無視する。
例.IF(A.GT.B)X=A*Y−B
15CALL文 CALL name
あるいは
CALL name(a1,a2,…,an)
nameはSUBROUTINEサブプログラムの名前で、a1,a2,……,anは、実引数(actual argument)で、定数、変数、配列要素、配列名、算術式などを書くことができる。
これにより、SUBROUTINEサブプログラムがよびだされる。
例.CALL SUB,CALL SUB1(5,A+B,X)
36正規RETURN文 RETURN サブプログラムの実行を終了し、よびだしたプログラムへ戻る。 34CONTINUE文 CONTINUE 正常の実行順序を継続する。 19STOP文 STOP あるいはSTOP n プログラムの実行を終了する。nは整定数 20PAUSE文 PAUSE あるいはPAUSE n プログラム実行を一時停止する。nは整定数 20DO文 DO n i=m1,m2,m3
あるいは
DO n i=m1,m2nはステートメント番号、iは整変数であり、iの値を、m1よりm3きざみで、m2おいて、nで示されたステートメントまでくり返し実行する。
例.DO 5 K=1,10,2 18入出力文 書式つきREAD文 READ(i,n)K iは符号の内政定数か、整変数で、入力装置を指定する。nはFORMATステートメントのステートメント番号、Kは変数の並びである。
iで識別された装置から、nなる番号をもつFORMAT文にしたがって、Kへデータを読みこむ。
例.READ(5,10)X,Y,(A(I),I=2,10) 21READ n,K 入力装置番号を指定せず、上と同様のことを行う。
データが終了したとき、または情報の転送エラーが生じたとき、分岐可能の他は上と同様である。 21書式なしREAD文 READ(i)K FORMATを参照しないでデータを読み取る。
例.READ(3)(P(I),I=1,100) 21書式つきWRITE文 WRITE(i,n)K iの符号のない整定数か、整変数で出力装置を指定する。nはFPORMATステートメントのステートメント番号、Kは変数の並びである。
Kの内容をnなる番号をもつFORMAT文にしたがって、iで識別された装置へ書き出す。
例.WRITE(6,5)X,Y,(A(I,J),J=1,5),I=1,5) 21書式なしWRITE文 WRITE(i)K FORMATを参照しないでデータを出力する。
例 WRITE(3)((X(I,J),I=1,10),J=1,10) 22補助入出力文 REWIND文 REWIND i 装置を始点にしておく。 24BACKSPACE文 BACKSPACE i 1記録分前に戻す。 24ENDFILE文 ENDFILE i ファイル終了を記録する。 24