研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 000_03/044page

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実 行 ス テ | ト メ ン ト


DIMENSION文 DIMENSION V1(i1),V2(i2),…Vn(in V1(i1),V2(i2),…Vn(in)は配列宣言子で、配列、その次元、大きさを定義し、記憶場所を確保する。
 例.DIMENSION A(5),B(10,10)
5
COMMON文 COMMON a1,a2,……an a1,a2,……anは変数名、配列名、配列宣言子の並びで、プログラム単位間で記憶場所を共有させる。
 例.COMMON P,Q,X(5),Y(3,3)
39
COMMON/x1/a1/……/xn/an 共通領域にとる変数の集まりに対して、名前をつける方法である。
39
EQUIVALENCE文 EQU1VALENCE(K1),(K2),……,(Kn 記憶場所を2つ以Lの要素で共育させるものである。 
 例.EQU1VALENCE(A,B,C)
41
EXTERNAL文 EXTERNAL V1,V2,……,Vn 名前を外部手続き名である旨、宣言する。
 例.EXTERNAL SIN,COS
39
型宣言文
INTEGER V1,V2,……,Vn
REAL V1,V2,……,Vn
DOUBLE PRECISION V1,V2,……,Vn
OMPLEX V1,V2,……,Vn
DOUBLE PREClSION COMPLEX V1,V2,……,Vn
LOGICAL V1,V2,……,Vn
変数を整変数として宣言する。
 例.INTEGER ALPHA,BETA
変数を実変数として宣言する。
 例.REAL MAX
変数を2倍精度変数として宣言する。
 例.DOUBLE PRECISION X,Y,L(5,5)
変数を複素変数として宣言する。
 例.COMPLEX A,B,T(10,10),D
変数を2倍精度複素変数として宣言する。
 例.DOUBLE PREClSION COMPLEX COMP(3,3,4)
変数を論理変数として宣言する。
 例.LOGICAL M(8),N,LL
3
4
DA
TA
DATA文 DATA k1/d1/,k2/d2/,……,kn/dn 変数に初期値を与えるためのものである。
43
FO
RM
AT
文 
FORMAT文 FORMAT(q1 t1 z1 t1 z2……tn zn qn q1,q2はいくつかの斜線または空で、t1,t2,……,tnは欄記述子か欄記述群であり、Z1,……,Znは欄区切りである。
 例.FORMAT(14,5X,2E10.3/F10.5)
25
副プ



ム定義文
文関数 f(a1,a2,……,an)=e fは関数名であり、a1,a2,……,anは、仮引数(duoy argument)で、たがいに異なった変数名である。eは算術式であり、1ステートメントで記述できるものでなければならない。このように定義された関数は、式の中に書くことにより引用される。引用する場合の実引数(actual argument)は、対応する仮引数と型が同じなら式でもよい。
 例.F(X,Y,Z)=(X**3+Z**3)/(X+Y+Z)
33
サブルーチン文 SUBROUTINE narne 
あるいは、
SUBROUTINE name(a1,a2,……,an
nameはサブルーチンの名前であり、a1,a2,……,anは仮引数(dummy argumet)で、変数名、配列名である。
 CALLステートメントによりよびだされて実行され、RETURNステートメントにより戻る。ENDステートメントで記述を終了する。
 例1.SUBROUTINE SUB,SUBROUTINE SUB1(X,Y,Z)
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関数文 FUNCTION f(a1,a2,…,an fはこのサブプログラムの名前であり、a1,a2,……,anは仮引数(duoy argument)で、変数名、配列名である。このように定義された関数は、式の中に書くことにより引用される。引用する場合の実引数(actual argument)は、対応する仮引数と型が一致していれば、定数、変数、配列要素・配列名、算術式を書くことができる。
引用されると関数値が計算され、RETURNステートメントにより戻る。
END行で記述を終了する。
 列.FUNCTI0N F(X,Y)
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INTEGER FUNCTION
f(a1,a2,……,an
REAL FUNCTION
f(a1,a2,……,an
DOUBLE PRECISION FUNCTION
f(a1,a2,……,an
COMPLEX FUNCTION
f(a1,a2,……,an
LOGICAL FUNCTION
f(a1,a2,……,an
整数型のFUNCTIONサブプログラムであることを示す。
実数型のFUNCTIONサブプログラムであることを示す。
2倍精度整数型のFUNCTIONサブプログラムであることを示す。
複素数型のFUNCTIONサブプログラムであることを示す。
論理型のFUNCTIONサブプログラムであることを示す。
例.INTEGER FUNCTION F(X,Y)
例.REAL FUNCTION A(P,Q,R,S)
例.DOUBLE PRECISION FUNCTION AL(X,Y,Z)
例.COMPLEX FUNCTION X(A,B,C)
例.LOGICAL FUNCTION P(X)
34
BLOCK DATA文 BLOCK DATA COMMON領域に初期値を与えるためのものである。
44
  END行 END プログラムの記述を終了する。
 

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