研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 015/044page

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 算術式の値を評価してみて、その値が負か、ゼロか、正かによりつぎのように分岐する。
 (AE)<0 文の番号n1へ(GO TO n1
 (AE)=0 文の番号n2へ(GO TO n2
 (AE)>0 文の番号n3へ(GO TO n3

〔例〕

 算術IF文

6−5 論理IF文
(logical IF statement)
一般形
IF(LE)S

 ここに、LEは論理式(logical expression)であり、Sは実行文である。ただし、実行文とはいっても、DO文および論理IF文を書いてはならない。論理式を評価してみて、その値が真であるか、偽であるかにより、実行順序を変更する。
 論理式(LE)が真であればSなる文を実行した後、つぎの文へ移る。ただし、Sがプログラムの流れを変える文(たとえば、GO TO 文)であるときは、指定された文の番号へ分岐する。
 論理式(LE)が偽の場合には、Sなる文は実行せず、IF文のつぎの文が実行きれる。

 〔例〕

 論理IF文

6−6 分岐のためのいろいろな使い方の例

分岐のためのいろいろな使い方の例

 ただし、n1,n2,n3,………は文の番号、S1,S2,S3,………は実行文を示す。

(1) IF(X−Y)n1,n1,n2 (2) IF(X.GT.Y)S1n2S1S2
  n2   S1   S2
  n1   S2    ………
  ………   ………

 


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