ここに、n1,n2,n3,………,nmは文の番号であり、iは整変数(添字つき変数は不可)である。
この文では、変数iの値により、文の番号n1,n2,n3,……,nmのいずれかへ分岐する。この場合の変数iの値は、割当て形GO TO 文の場合と異なり、ASSIGN文により与えられるのではなく、算術代入文などで決めてやればよい。ただし、iの値は1以上であり、m(カッコ内に書かれた文の番号の個数)以下でなくてはならない。
この文はつぎのような働きをもつ。
(1) 変数iの値が、1のとき、GO TO n1と同じ効果である。
(2) 変数iの値が、2のとき、GO TO n2と同じ効果である。
(3) 以下同様に、変数iの値が、mのとき、GO TO nmと同じ効果である。
〔例〕
GO TO (100,50,150),I
Iの値が1のとき GO TO 100
〃 2 〃 GO TO 50
〃 3 〃 GO TO 150
と同じことになる。
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