研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 028/044page

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上の例のように
(ア) 出力のF変換に対しては、内部表現に10nを掛けた値が出力される。
(イ) 出力のE変換またはD変換に対しては、基本実定数に10nを掛け、指数はnだけ減じられる。
この場合には、値そのものに変化はない。

10−3 改行制御

 高速度印刷装置(ラインプリンター)上に結果を印刷する場合は、記録の最初の文字は紙送り制御用文字に使用きれ、印刷はされない。紙送り制御用文字は次の4種類である。

制御用文字 
形 式 
印刷前の紙送り行数
H
FORMAT(1H,I5,……) 1行(行はあかない)
0 1H0
FORMAT(1H0,I5,……) 2行(1行間隔)
1H+ FORMAT(1H+,I5,……) 0行(前の行に重ねて印刷)
1

1H1

FORMAT(1H1,I5,……) 次の頁の最初の行まで送る(改頁)

10−4 書式制御

(1) 入出力並びの要素と欄記述子との対応
入出力並びの要素とFORMAT文中に書かれた欄記述子とは、書かれた順に対応する。
ただし、H変換、X変換に対応する入出力並びの要素はない。 

 〔例〕

  書式制御

(2) 入出力並びと記録
 入出力並びの要素の個数とFORMAT文中に書かれた欄記述子の個数とが同じでない場合は、入出力並びの個数によって、入出力される記録の個数が決まる。 

 〔例〕
  15 FORMAT(I5,F10.5,E12.6)
  このようなFORMAT文で次のREAD文を実行した場合を考えてみる。


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