研究紀要第5号 情報処理教育講座 FORTRAN文法の手引き - 035/044page

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オ その他の式(算術式・論理式)
カ 外部手続き名(基本外部関数名、関数副プログラム名、サブルーチン副プログラム名)
なお、外部手続き名を実引数として使用した場合は、対応する仮引数も外部手続き名でなければならない。その名前は、その引用を含むプログラム単位内のEXTERNAL文に書かなければならない。

 〔例〕 1

x≦3.0のとき  f(x)=0.25x+0.5 の関数副プログラムの定義と引用
x>3.0のとき  f(x)=0.5x−0.2

  DIMENSION X(10) 関数副プログラムを利用する主プログラム
  P=P+F(A)……………………実引数は変数名
  Q=P*F(2.5)…………………  〃  定数
  R=A−B/(C+F(A+B))……   〃  算術式
  S=F(X(5))……………………   〃  配列要素名
  ………………
  STOP
  END
     
  FUNCTION F(X) 関数F(X)を定義する関数副プログラム
  IF(X.GT.3.0)GO TO 1
  F=0.25*X+0.5
  RETURN
1 F=0.5*X−0.2
  RETURN
  END

〔例〕 2

 二つの倍精度実数型の配列Aと配列Bとの対応する要素の積の合計を求める関数副プログラムの定義と引用

  DOUBLE PRECISION X(10),Y(10),P 関数プログラムを引用する主プログラム
  …………………………
  P=PROD(X,Y)………実引数は配列名
  …………………………
  STOP
  END

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