研究紀要第5号　情報処理教育講座　FORTRAN文法の手引き - 044/044page

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14　　初期直設定副プログラム

　初期値設定副プログラムは、名前付共通ブロックの各要素に初期値を与えるのに用いる副プログラムである。

①　初期設定副プログラムは、次の文だけで構成される。

BLOCK　DATA　文 　
COMMON　文 このうちBLOCK　DATA
DIMENSION　文 　　　　COMMON　文
型宣言文 　　　　DATA　文
EQUIVALENCE　文 を必ず入れなければならない。
DATA　文 　

　

②　初期値設定副プログラムの最初の文は、BLOCK　DATA　文でなければならない。
③　一つの副プログラムであるから、最後は必ずEND行で終らなければならない。
④　実行文を含んではならない。

　〔例〕

BLOCK　DATA
COMMON／X／A，B，C／Y／P，Q／
DIMENSION　B（4）
DOUBLE　PRECISION　P
COMPLEX　C
DATA B／1．5，－2．5，2＊2．0／，P／2．864726382654　D－2／，C／（2．5，1．3）／
END
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