研究紀要第9号 児童・生徒の社会認識に関する研究 男女交際・性意識についての考察 - 018/020page

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(単位=%)
詳しく知っている
すこし知っている
知らない
中学校
高校
中学校
高校
中学校
高校
家族計画

3.0
22.0
38.9
45.0
48.1
33.0
8.6
15.0
50.0
60.0
41.4
25.0
一夫一妻制
102
27.5
30.6
49.5
59.2
23.0
5.2
21.0
27.6
68.0
67.2
11.0
性   病
9.3
26.4
45.4
61.5
45.3
12.1
4.3
9.0
38.8
77.0
56.9
14.0
妊   娠
21.3
37.4
60.2
56.0
18.5
6.6
11.2
32.0
67.2
62.0
21.6
6.0
フリーセックス
13.9
31.9
43.5
61.5
42.6
6.6
6.9
19.0
62.9
75.0
30.2
6.0

小学校
中学校
高 校
詳しく知っている者
メンス
45%
100
変声
85
70
精通
5
0
セックス
50
90
ホモ
35
45
 
詳しく知っている者
生理周期
25%
90
避妊
35
40
精通
10
50
エッチ
100
100
ホモ
55
30
 
詳しく知っている者
EPホルモン
50%
50
オギノ法
75
40
ペッテング
95
100
モーテル
100
100
ホモ
レスビアン
95
100

 小・中・高生に性用語の理解度を調査してみたが,学年的発達により知識が豊富になっている。情報入手は,(メンス,変声,性病など)教師より正しく教えられている学校があり,保健学習の効果が一部にみられた。

 ただ中・高校生と比較すると話題は,中学生は相手のからだへ対する興味がおこり,月経(メンス),妊娠,精通(オナニー)などが,話し合われているというが,それが自分自身へ対する悩みへつながるとも語ってくれ,自己確立の大事な時期とも思われる。高校生は,友人同志の話の影響が最も強く,友だち同志が教えあうし,ポルノ映画やセックスアッピールの考え方が強くなりつつあるようで,周囲の無関心さより,誤まった考え方やみかたの育たないようにしたいと思われた。

 性に関することば,知識は,お医者さんからなら素直にきけるが,担任や両親からはききづらいので,面接調査は日頃の不満をはき出した感があった。思春期の心とからだの変化を用語の上からも理解できるような配慮を,ひとりひとりの発達に即して考慮したい。


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