研究紀要第18号 教授組織に関する考察 - 004/027page
(3) 昭和48年度
@ 音楽・図工・体育科の3教科全領域
A 6学年を対象とした,理科の複数教師による授業研究を試みる。
(4) 昭和49年度
@ 音楽,体育科の異学年合併授業
A 理科の一部複数教師による授業
(高学年団)
3.教授組織とその運営
(1) 教授組織の基本方針
職員数や教師の特性・協力教授の有効性などを考慮し,学年・教科・内容などは,次のように選択し,協力教授を実施する。
@ 全学年を対象に,音楽,体育科における全領域について,協力教授を実施する。
ただし第1学年の第1学期は除くことにする。
A 第6学年理科の一部複数授業を実施する。
B 全職員の共通理解に立った協力的態勢を強化する。
C 教授の役割分担,学年団経営のあり方を適切に行い,効率的な運営をする。
D 協力教授活動の母体を学年団におき,組織的・計画的な教授活動をすすめる。
E 教授形態は少人数学級の特性から,近接2学年を合併し,指導者は2名とする。
F 学習集団の編成は,教材の特牲、能力などに応じ機能化をはかる。
(2) 運営の方針
運営にあたっては,指導の効率を高める観点から,教師の特性を生かし,役割分担,活動のあり方について明確化をはかる。
@ 計画の立案においては,主となる教師(T1),副となる教師(T2)との連絡,協議を密にする。
A 教授活動においては,相互協力のもとに、T1・T2の目的的な活動を適切にする。
B 教材内容・既有経験・能力等に応じ,適正な学習集団を編成する。
C 事後において・児童の変容に考察を加え,指導の反省,改善につとめる。
(3) 運営の実際
教務・指導・管理などの業務を,それぞれの学年団で分担し合い,教授組織・運営組織・事務組織の一体化をはかっている。
B 学年団の業務
学年団は,学校経営と学級経営の中間的組織体として,相互の連絡,調整をはたすとともに教授組織を支えている。その主な業務は次のとおりである。
ア 運営・管理
(ア) 学年団の経営目標・方針・経営計