研究紀要第18号 教授組織に関する考察 - 012/027page
時間 目標 教授内容と分担 学習集団編成 反省 T1 T2 2
時笛のオブリガート奏
・オルガンの旋律奏
になれさせる。奏を指導する。
・♭の音と指使い・演奏する楽器
・パート指示
2.笛のオブリガート奏
を指導する。
・♭の音の出し方
○録音操作をする。(3) 教授過程
@ 本時のねらい
ア ヘ長調の視唱力と視奏力をいっそう伸ばす。
イ 笛のオブリガート奏,オルガンの旋律奏になれさせ,笛とオルガンの合奏の美しさを味わわせる。(4) 本時の授業について
@ 授業過程は,学習の流れ図で表わした。
特に,主・副教師の関係を線で結び、主教師の活動を番号で示し,役割分担を明確にした。
A 本時の授業は器楽学習が中心なので,児童の技能向上をはかる観点から能力別編成を意図した。(5) 結果と考察
@ 協力教授を進めることにより,必然的に事前のミーティングが重要となり,教材研究への深まりができた。
A 複数教師の指導により,児童の観察,即時評価,個別指導,資料の提示などに指導がゆきわたり,効果は見られるが,事前の具体的な計画や協力のしかたに,努力を要する。
B 協力教授として,学年のわくをはずし集団の再編成を行ない,授業を実施した。
結果は,学年差はあまり見られず,音楽の楽しさを充分味わわせることができた。
C 近接学年の児童相互の交流が密になりしかも相互に刺激し合い学習意欲が高まってきた。
D 生徒指導上,近接学年相互の対人関係に対する配慮も重要である。