研究紀要第18号 教授組織に関する考察 - 027/027page
(2) 今後の課題
@ 学校経営全体の立場からみた学年団の位置づけについて。
ア 学年団内の協力体制はもちろんのこと,他学年団との関連づけをはかる。
イ 学年団と研究部や事務組織等各組織間の関連づけをたいせつにする。A 運営的準備にかかわる問題点の検討,
ア 異学年合併指導計画に関する内容の精選,配列と,作成の手順について。
イ 計画作成や教授案作成ならびに教材研究など,分業,協業を強化するための学年団会開催の時間確保について。
ウ 学校の諸条件からみた協力教授の形態(合併・複数・専科・交換等)と対象教科,教師のチーム編成とその範囲,時間割の編成と施設・用具などを最適にする方法,手順などについて。B 協力教授の指導法とその効果の検討。
ア 教科・教材の特質に応じた教授過程における,協力教授の指導分担や学習集団の位置づけ。
イ 全校統一的な基本的学習および基本的行動の訓練
ウ 児童の意識変客ならびに理解度のはあくなど。以上は,人的および施設的条件の大部分は除外したものであるが,多くの課題が今後にのこされている。
本稿は,これまでの研究(担当者 内藤善次先生)を中心にしたものであり、実験校からの執筆をもって総括的にまとめたものである。
実験学校のこれまでの研究と努力に感謝し,皆さまのご検討・ご助言を願うものである。〈参考文献〉
研究紀要…………………福島県教育センター
第62号・2号・13号
実験学校研究集録………福島市立吉井田小学校
実験学校研究集録………安達町立下川崎小学校