研究紀要第19号 児童・生徒の発達の特徴に応ずる教育 - 032/032page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

つまり一定の学年段階に応じてほぼ同じような発達傾向を示すものと従来考えられてきたことへの警告にもつながるであろう。

ただ家庭生活の基礎技能の劣る子どもが,運動技能が低いとか,数学的考え方に問題があるということでもないであろう。こうした能力差・個人差は,さまざまな生活環境,学習経験,学習意欲や態度,教師の指導姿勢など,なお生活年齢,男女差などもうかがわれることはいうまでもない。

このように個人差とは,むしろ学習経験の過不足や,その子の成長にかかわる諸条件の違いであるといえるのではなかろうか。

このような観点から基礎資料を学習活動に活用し,個人指導の徹底,グループ指導のくふうや改善に積極的に取り組むことが,特に大切になってくると思われる。それが検討できるのは,現場教師の“目”ではなかろうか。

(担当者 金木和子)

 

−参考文献−

乳幼児精神発達診断法   大日本図書
小・中学校指導書 家庭科,技術・家庭科,領域編   文部省
社会成熟度診断検査   日本文化科学社
S-M社会生活能力検査   東京心理株式会祉
成長と発達   金子書房
発達と学習   金子書房
子どもの発達の特徴に応ずる教育(24年次報)   全国教育研究所編
教育研究紀要 第16集(技術・家庭科)   愛媛県教育センター
総合教育技術49年 6集 子どもはどう変わったか   小学館
児童・生徒の生活意識と社会観に関する研究(紀要7号)   福島県教育センター
児童・生徒の社会認識に関する研究(紀要9号,14号)  

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。
福島県教育センターの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。