研究紀要第24号 中学校 福島県診断標準学力検査問題分析結果報告書 - 022/106page

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【2】 資料活用の能力
 与えられた事実や資料,あるいは自分の手で収集またはつくり出した資料を解釈して,そこから正しい仮説や推論を引き出したり,概括したりする能力をつかむために,次の観点から出題した。
(1)与えられた資料を読みかつ理解する能力
(2)その資料の信頼度を評価する能力や傾向
(3)その資料から結論を引き出す能力
(4)その資料の限界を認識し得る能力・態度

【3】 社会的思考・判断
 思考力とは,事象を分析・総合する考察力,判断力などや,また,資料の選択・活用能力・観察力など,いわば広い意味の問題解決力としておさえた。
 判断については,「公正な判断力」という観点から,次の三つの要件からおさえた。
(1)確実な資料を基礎とする客観的な判断
(2)対象の分析的判断と総合的判断
(3)自主的(主体的)な判断の態度
 本テストの評価は,以上の観点にたって,片寄りのない領域から,総合的に社会科の学力を診断するために,問題の作成に意を用いた。

 

2 第1学年の結果と考察

(1) 問題のねらいと正答率

地理1

観点
ねらい
問題番号
正答率
小問
大問
観点
【1】





五万分の一の地図の読図
(土地利用,方位,等高線,縮尺)
1 (1)  
  (2)  
  (3)  
  (4)  
  (5)  
  (6)  
71.6
72.1
88.7
68.2
65.6
63.2
71.6
58.2
日本の位置
2    
62.5
62.5
日本の工業
(1)工業生産額と工業地帯
(2)工業地帯の位置と工業生産額
3 (1) @
    A
    B
  (2)  
69.4
56.4
40.4
49.6
53.9
日本の工業都市と産業
4   @
    A
    B
    C
21.8
52.5
45.1
45.1
41.1

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