研究紀要第24号 中学校 福島県診断標準学力検査問題分析結果報告書 - 025/106page

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観点
ねらい
問題番号
正答率
小問
大問
観点
 
律令制度下における農村の動き
3 (1)  
  (2)  
  (3)  
  (4)  
49.7
45.7
58.9
44.7
49.8
27.0
【3】








鎌倉幕府の成立と武家政治の広がり
1 (1)  
  (2)  
  (3)  
  (4)  
46.0
57.6
37.4
33.1
43.5
奈良・平安・鎌倉の各時代における文化の特色
2   @
    A
    B
10.9
17.5
7.6
12.0
ヨーロッパの近代化
3 A (1)
    (2)
    (3)
    (4)
  B (1)
    (2)
    (3)
    (4)
28.8
18.9
48.7
38.4
10.9
13.9
33.1
10.9
25.5
総  平  均
40.7

(2) 結果の考察

【1】 地理的分野の概要
 小問,大問の正答率をみると,「知識・理解」,「資料活用の能力」,「社会的思考・判断」のいずれについても,正答率が50%に達しないものがいくつかみられる。
 特に,「日本の工業都市と産業の結びつき」「気候区分や気候グラフと都市との対比」「エネルギー需要のうつりかわり」などの設問に多くみられた。

 これを観点別に分析考察すると,「知識・理解」では,社会事象の相互の関連や,基本的事項を総合的に理解する能力に欠けている。また,「資料活用の能力」では,気候グラフの対比的な読み方の訓練に欠けている。「社会的思考・判断」では特に対象の分析的・総合的な考察判断力が劣ることが指摘されている。
 また解答状況を考察すると,解答の組み合せの正答率が一段と低くあらわれている。このことは概して,簡単な機械的・断片的記憶に依存する問題は高い正答率を示しているが,やや高次で,複雑な論理的思考力を必要とする問題は低い正答率を示している。

 また,テストヘのとりくみ方として,問題文の正確な読みとりができず,誤った解答法による誤反応がみられたり,早合点によって,問いを読みちがえたり,考えちがいをしたと思われる初歩的なミスも意外に多くみられた。

【2】 歴史的分野の概要
 全体の正答率は,40.7%で,予想を下回りやや難しい問題と受取ることができる。


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