観点
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ねらい
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問題番号
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正答率
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小問
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大問
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観点
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律令制度下における農村の動き |
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49.8
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27.0
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【3】
社
会
的
思
考
・
判
断
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鎌倉幕府の成立と武家政治の広がり |
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43.5
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奈良・平安・鎌倉の各時代における文化の特色 |
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12.0
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ヨーロッパの近代化 |
3 |
A |
(1) |
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(2) |
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(3) |
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(4) |
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B |
(1) |
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(2) |
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(3) |
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(4) |
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28.8
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18.9
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48.7
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38.4
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10.9
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13.9
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33.1
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10.9
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25.5
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総 平 均
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40.7
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(2) 結果の考察
【1】 地理的分野の概要
小問,大問の正答率をみると,「知識・理解」,「資料活用の能力」,「社会的思考・判断」のいずれについても,正答率が50%に達しないものがいくつかみられる。
特に,「日本の工業都市と産業の結びつき」「気候区分や気候グラフと都市との対比」「エネルギー需要のうつりかわり」などの設問に多くみられた。
これを観点別に分析考察すると,「知識・理解」では,社会事象の相互の関連や,基本的事項を総合的に理解する能力に欠けている。また,「資料活用の能力」では,気候グラフの対比的な読み方の訓練に欠けている。「社会的思考・判断」では特に対象の分析的・総合的な考察判断力が劣ることが指摘されている。
また解答状況を考察すると,解答の組み合せの正答率が一段と低くあらわれている。このことは概して,簡単な機械的・断片的記憶に依存する問題は高い正答率を示しているが,やや高次で,複雑な論理的思考力を必要とする問題は低い正答率を示している。
また,テストヘのとりくみ方として,問題文の正確な読みとりができず,誤った解答法による誤反応がみられたり,早合点によって,問いを読みちがえたり,考えちがいをしたと思われる初歩的なミスも意外に多くみられた。
【2】 歴史的分野の概要
全体の正答率は,40.7%で,予想を下回りやや難しい問題と受取ることができる。