研究紀要第26号 現職研修に関する調査 校長の指導助言を中心として - 007/024page
表6 指導助言を昨年度実施した内容を重点順に3個
〈校長対象>
1位 2位 3位 小 中 高 小 中 高 小 中 高職員の共通理解 68.3 67.3 84.4 1.8 11.6 3.5 7.4 3.1研修の内容 17.5 13.6 26.3 24.2 15.6 4.4 5.3 3.1研修の方法 1.8 3.2 6.3 22.8 18.9 21.9 14.9 9.5 9.4研究主題 2.6 4.2 3.1 16.7 13.6 18.8 4.4 7.4研究資料 1.1 7.0 7.4 9.4 7.0 7.4 3.1研修組織 0.9 3.1 2.6 7.4 25.0 5.3 6.3 25.0個人と共同研究の関係 0.9 7.9 5.3 11.4 6.3 9.4研究の進めかた 1.8 7.3 9.6 7.4 3.1 35.9 29.4 34.4研究リーダーの育成 3.5 1.1 3.5 2.1 3.1 11.4 18.9 9.4その他 0.9 1.1無答 1.8 1.1 3.1 1.8 2.1 3.1 1.8 2.1 3.1重点を置いたものから順にという調査であったが,記載番号順の記入が多く,1位,2位,3位というように重みづけをすることに疑問があったので,各順位について反応度数をみることにした。
◇小学校
職員が指導助言を受けたとする内容は,職員の共通理解,研修内容,研修方法,研究のすすめ方となっているが,20代・30代について無答及びなしと答えたものが多かったことは,「現実に指導助言が無かったのか」「指導助言を受けたかどうかわからなかったのか」「間接的に行われたことで,指導助言がないと思ったのか」「間接的に行われたので受けたかどうかわからないと答えたのか」学校でまとめて提出するという方法をとったので,アンケートの内容を知られることを嫌って無答としたのか不明であるが,指導助言は,どんな組織を通して,どんな機会に,どんな方法で行われるのが,最も効果的であるかという問題を表7,表8は提供する。さらに,無答及び指導助言を受けたことなしとする反応は,表9校長は指導上困難な問題が生じたとき指導助言を与えてくれるか,表10研修において自分の役割は校長に承認されているか,に対する反応の「そう思わない」「無答」の計とほぼ一致し,校長・教員の信頼関係が校内研修の成立に何より大切であることを示していると考えられる。
表7 指導助言の機会3個
小 中 高現職研修会 91.2 76.8 40.6職員会 54.4 55.8 68.6学年会 5.3 8.4 9.4教科部会 4.4 7.4 18.8教室訪問時 28.1 14.7職員打ち合わせ 36.8 33.7 40.6個人面接 47.4 64.3 59.4休憩時 17.5 28.4 31.3その他 0.9 2.1 12.5無答 14.0 8.4 18.8表8 指導助言を行うすじ道1個
小 中 高だいたい本人 30.7 21.1 21.9問題によって本人 31.6 40.0 12.5教頭→本人 17.5 17.7 37.5現教主任→本人 1.1研修リーダー→本人 教頭→現教主任→本人
7.0 9.5 12.5教頭→研修リーダー→本人
4.4 5.3主任どまり 委員会 0.9 1.1 3.1その他 5.3 3.1無答 2.6 4.2 9.4