研究紀要第34号 授業研究に関する基礎調査 本県小・中学校における授業研究の実態 - 004/018page

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事前研究(指導案の検討)は,小学校では,全校の先生方で行われ,中学校では,「同教科の先生方で行う」が最も多く,ついで,「全校の先生方で行う」となっている。………問4の(4)
 指導案の検討にあてられた時間は,「1時間以上2時間未満」が多い。………問4の(5)

(5) 授業研究では,教育機器として,主にOHPやテープレコーダーが使用されている。………問4の(6)のA

(6) 授業研究の記録の方法は,「観点をきめ手わけして逐次記録をした」が,小学校では,約75%,中学校では,約65%であった。このことから,授業研究を客観的にしようとする努力がうかがえる。………問4の(7)

(7) 授業研究の事後研究は,授業当日に行い,「1時間以上2時間未満」の時間をかけているところが最も多い。………問4の(8),(9)

(8)小・中学校ともに,授業研究が自分の授業の改善に役立つと感じている先生が多い。………問5

(9) 授業研究実施上の主な問題点として,小・中学校ともに,「時間がとれない」をあげている。………問6

(10) 授業研究の内容に関する主な困難点として,「指導案作成の段階」と「授業のねらいの達成度を判定する段階」をあげている。………問7

(11) 小・中学校とも,授業をよくするために,「児童・生徒の学習意欲をもりあげること」と「教材研究を深めること」を毎日の授業のなかで努力したいとしている。………問8

(12) 事前研究授業実践・観察・記録事後研究の手順を踏んだ授業研究をすることが,授業をよくするために役立つと考えている………問9


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