研究紀要43号 学校経営改善に関する研究 学校経営評価に関する研究U (第2・3年次) - 022/049page

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ウ 「評定」について
  各個人の判断に従って,全領域にわたって記入するよう指示する。
 本試案では,評定尺度は各学校の主体性にまつことになるので,学校の実状に応じた創意と工夫が期待される。例として,三段階,五段階,その他様々に工夫の余地があろうが,表12にその一つの例をあげておく。

表12 評定尺度の例(五段階の場合)
5−非常によい。満足,望ましい状態。
4−ややよい。ほぼ満足できる状態。
3−普通の状態。よくも悪くもない。なんとも判断しかねない状態。
2−やや悪い。不満足な状態。
1−きわめて悪い。望ましくない状態。

C 評価結果の集計・処理

ア 評価領域ごとに各段階の人数を集計し,平均点を算出する。算出のしかたは,次の例による。

評価結果の集計・処理〈例〉

イ 「反省・評価………」の整理
 記入されている事項を整理し,「継続すべき点」と「改善すべき点」とにまとめる。

ウ 「経営改善考察資料表」の作成
 上記のア,イで整理された結果を,巻末の評価試案の学期末用集計票(b票)に「経営改善考察資料表」としてまとめる。その際,各評価領域の評定結果の平均をもとにプロフィール化し,全体の傾向や自校の長所・短所等を客観的にとらえられるよう工夫し,問題点,改善点,原因等の考察判断の資料に活用する。

 なお,「経営改善考察資料表」(学期末集計表−b票−)の様式及びその記入例の一部を抜粋し,表13としてまとめて載せた。

表13 経営改善考察資料表(学期末用集計票)−b票−
表13


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