研究紀要43号 学校経営改善に関する研究 学校経営評価に関する研究U (第2・3年次) - 026/049page

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C 「経営改善考察資料」(年度末用)の作成

 この経営改善考察資料(以下考察資料)は,集計された評価結果をまとめて職員会議等,全職員参加による全体会での協議資料とするものであり,問題点,改善点を見い出すための考察資料として活用する。年度末用集計票(aT票)及び考察資料(年度末用集計票−aU票−)は,学校経営の実態を正しく知ると同時に,経営上の問題点の所在を明確にとらえることを意図している。
 考察資料(年度末用集計票−aU票−)の様式を表18として示し,その作成の仕方を以下の項目に従って述べることになるが,「職員会議等での修正・付加」の欄を除いては,学期末用考察資料とほぼ同じ内容なので,特に事例を用いず,略記する程度にとどめる。

ア 「評価領域の平均点」の欄の記入
 年度末用集計票(aT票)から,領域ごとの平均点を転記する。

イ 「プロフィール」の作成
 前項※印の総平均を基準として,評価領域平均点をその数値に従って両側に振り分ける。プロフィール尺度は,自校化された評定尺度をもとに,総平均を基準として(表中のプロフィール欄の「平均」のところの縦線)作成する。前項※印の場合は,五段階評定の場合である。

ウ 「集計結果による改善点」の欄の記入
 プロフィールを見ながら自校の水準(総平均)より抜き出ている領域,また,陥没している領域を見つけ出す。
 自由記述による問題点,改善点を簡潔にまとめる。(P25の参照)
 プロフィールと自由記述の両者を併わせて検討し,「継続すべき点」「改善すべき点」に振り分け,項目的にまとめて記入し,考察資料とする。なお,期末用考察資料(b票)も参考にする。

表18 経営改善考察資料表(年度末用集計票)−aU票−
表18

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